一夜明けて…

毎日朝起きると新聞を真っ先に読むことを日課にしている私なのですが、今日という日ほど新聞を読みたくないと思ったのは初めてです。
基本的にスポーツ面や政治面、社会面を見るのですが、応援している球団は4連敗、選挙は自民圧勝と見たくない話題ばかり。

初めての国政選挙、地元の民主候補に投票して比例も民主党に入れさせていただきました。
理由としては「小泉手法が好きではない」「郵政一本で他の政治に目もくれない自民党には入れたくない」という理由で。一度民主党に政権のバトンを渡してみるのも良いかと私は考え、清き一票を投じました。
結果は…前首相のお膝元とあって自民の圧勝。終わってみればこれまで民主が維持してきた2議席も失う結果になりました。(余談ながら参院議員も含めて県選出の国会議員は6人なのですが、今回比例で当選した1人以外は全員M派。見事にM王国となってしまいました。)

正直ここまで民主が惨敗するとは思いませんでした。個人的な考えでは「公明は二大政党制の影響をモロに受けて議席を大きく失い、民主は躍進」という予測も見事に覆されました。自民が単独過半数どころか絶対安定数まで確保してしまうとは…。
首相の「郵政改革イエスかノーか」というパフォーマンスで嫌気をさした私なのですが、世論はそれが小泉自民を押し上げる結果になったのでしょう。
対して民主は自民批判を繰り返しつつも政策を訴えていくというイマイチ決め手に欠けていましたがここまで大きく響くとは…。

小泉さんの政治手法は最近は非常に強引かつ国民の意見を聞かない政治を行っています。郵政法案にしても賛同する意見が多いかもしれないですが、あまりにもスピードを重視した結果造反組が出てくる結果になったのです。それに郵政よりも解決すべき問題が山積しているのにそれを押し退けてまでやる必要があるのでしょうか?実際国民の一番の関心事は「年金問題」でした。
この「郵政選挙」では勝利した結果になりましたが、これを全て国民が小泉自民を受け入れたということではないことを肝に命じていただきたいと思います。
(…国民が自ら選んで投じた一票なので後で色々と言うのもおかしな話なのですが。)