ある意味食い逃げ

学校の給食費を滞納する家庭が増えているみたいです。その総額積もりに積もって約18億円。払わない分給食の量が減ったり、教員が肩代わりと大変みたいです。
何故こんなに払わない家庭が増えたのか?景気が着実に回復していると政府は言っているが、庶民にはその実感が湧かないばかりか逆に苦しんでいる人々の割合が増えたからか。実は生活に苦しんでいる家庭は払っているにも関わらず、経済的にもゆとりのある家庭が未払いをしているのです。
「義務教育だから払う必要がない」と考えている方もいるかも知れませんが……それは違うでしょ。やはり払うべきものは払うのが常識ですよ。開き直って「別に給食を頼んだ訳ではない」と言っている方もいるみたいで……なんだかなぁ。
給食費を払っていない子だけ給食を与えない訳にもいかず、負担は平等になるという理不尽さ。何かがおかしいのではないでしょうか。

余談ながら『お金を払っているのだから「いただきます」を言う必要はない』と出だしで語っているCMを見たことがあります(現在も放映中?)。これは完全に間違った考え方で、食べ物から生きる力を“いただきます”という意味で言っているのであり、お金を払うという概念は全く存在しない。そう考えると今の親御さんは……と思ってしまう今日この頃です。
(ちなみに全ての親御さんがこういう考え方だということではありませんので。しっかりしている方もちゃんといます。)