二次創作の定義づけは難しいですよ?

某サイトにて二次創作の問題がなされていたので便乗。

二次創作は版権元から公式に依頼された物またはそれに準ずる扱いの物以外かと私は考えています。つまり、許可なしに版権元のキャラ使って表現した物は全て二次創作に該当するのです。本当ならば版権元の許可が必要なんでしょうけれど、有名な作品になれば使用許可依頼の数は膨大になるでしょうし、内容如何によっては版権元のイメージを大きく損なう危険性があるため許可が下ろせずに表現の幅が大きく狭まります。そのため(言い方は悪いですが)著作権を明記した上で無断で使用、版権元のキャラを用いて表現しているのですが。
二次創作が全て悪いっていう訳でもないです。キャラを使って表現することは一つの表現であり、表現する人の幅が広がると考えれば良いでしょう。それに版権元のキャラがわかっている人にとっては、そのキャラを使って表現している作品は親近感が湧きやすかったり(?)イメージしやすかったり、表現する方もオリジナルのストーリーを作るより簡単に作品を作れたり、二次創作の作品が気に入ればその版権元の作品に興味を持ち、それによってファン層拡大に貢献できるというメリットが存在します。
ですが、先述の通り版権元のイメージと大きく異なる作品も多く存在します。それは時に公式の設定すらも凌駕する素晴らしい作品の時もありますが、これはこれで版権元の権利を大きく侵害しています。そうなれば版権元は力ずくで作品の差し押さえという権利行使を行います。表現の自由著作権侵害紙一重であるという証拠です。

二次創作が高じてプロに転向するケースも多く存在しますし、二次創作で自信がつけばオリジナル作品を手がけるというステップも考えられます。小説・漫画・絵その他表現においてその道のプロの育成という考えにおいては二次創作の奨励には賛成の立場なのですが、行き過ぎた表現の自由も問題だと思います。……難しい。