諦めないライブドアに対してフジテレビ側はニッポン放送から新株予約権により新しい株を大量に発行させて自分達の利益を守るために最大の一手を打ってきました。
このニッポン放送の新株が発行されますとフジテレビがニッポン放送に占める株式の割合が急激に上昇し、ライブドアの保有率も下がらせることが出来ます。
さらにおいしいことはライブドアがニッポン放送を巡る争いから撤退するとその大量に買うはずだった新株発行をやめさせることができるというフジテレビ側にとっては非常に有利な手段です。
しかしこれにより市場におけるニッポン放送の株の価値が急激に下がり、フジテレビ以外の株主には非常に頭が痛い話になります。（フジテレビはニッポン放送に出資したお金を裏から元の場所に戻すこともできますので。）
これにより中立を保っていたライブドア・フジテレビに次ぐおよそ１８％の株を保有している村上ファンドの社長が反発。
さらに世論・政界からも反発の声が出てきており、完全にライブドアへ追い風になっています。
果たしてどうなることやら・・・。勝負の行方は裁判所の判断に委ねられています。
