2009年一発目の本。ちょうど旅行に行く前「旅のお供に」程度に思って買ったのですが、まさかまさかの購入から二日で読破。旅のお供にならないじゃん!(笑)
- 作者: 東川篤哉
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
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下関の大学生・翔太郎がひょんなことから知り合ったのは、門司を拠点とする暴力団花園組組長の娘・絵里香。彼女がお金を必要としていることを知り、冗談で狂言誘拐を提案したところ絵里香は大はりきり。こうしてひと夏の狂言誘拐がはじまった。
いっぽう、そんなこととはつゆ知らない組の面々。身代金を要求する電話を受け、「組長よりもヤクザらしく、組長よりも恐ろしい」絵里香の姉・皐月が妹を救うべく立ち上がる。キュートな姉妹、トボけた翔太郎、個性豊かなヤクザたちの活躍が楽しいユーモア誘拐ミステリー。*1
実はミステリーとかはあまり読まない派。ミステリーって結構サスペンスの色合いが強いので敬遠しがちでした。歴史ミステリーなら読むのですがね。
ちょうど年末年始の辺りで、『このミステリーがすごい』的なブースが本屋に行くと大々的にやっている時期。前回購入した相棒(五十嵐貴久・PHP研究所)がヒットしていた時期なので余計に関心が高まっていました。
基本的に題名でピンと来たら中身を見る……という、直感に任せた選び方をしているので、読むか読まないかは自分の感覚次第。色々と本が積まれている中、目に入ったコピーが、これ。
とりあえず30ページ読んでみてください!(立ち読みOK)
帯にデカデカと書かれたコピー。説明文を見て興味が湧いている上にこの殺し文句。読んでみました。
パラパラと見ていく内に、いつの間にか30ページ。読みやすい。でも購入するには何かインパクトが足りない……と思ってその場は購入しませんでしたが、次の本屋でさらに続きを読んで購入決定。見事に術中にはまってしまいましたよ。
軽快な文章、こちらの予想を(良い意味で)大きく裏切る展開、そして個性的な面々。ミステリー初心者の私もはまりました。これはおススメです!