『空白の桶狭間』(加藤廣)読了

興味があるのは早々と読み終えるんですね。買ってからまだ1週間経過してないし。

……なんだろう、この物足りなさ。加藤廣さんの視点から見た桶狭間の戦いの真相については、『秀吉の枷』で理解していたからかもしれないのですが、あまりにもスラスラと読んでしまって、些か物足りない。松平元康との絡みがあったにしても、今までのものを付け足した感がしてならない。確かに表題である“桶狭間の戦い”から大幅に離れるのはよくないかも知れないが、もう少し内容に厚みが欲しかった……というのが本音。

全部読んでいると種がわかっているせいで逆につまらないのかも知れない。そうなのかも。