2008年個人的にお気に入りの作品紹介『信長の棺』

信長の棺

信長の棺

本能寺の変後、信長はどこへ消えたか――。日本史最大の謎に挑んだ本格歴史ミステリー。光秀謀反にちらつく秀吉の陰謀。阿弥陀寺の僧侶が握る秘密の鍵。そして、主人公・太田牛一が最後につかんだ驚愕の事実とは。*1

テレビ朝日で2時間ドラマ化、主演が松本幸四郎で清玉の弟子が内藤さんだったと記憶。確か信長がTOKIOの松岡さんだったのが妙に合っていたなぁと思っていたような。

閑話休題。入りはドラマからという、典型的なパターンではありましたが、出会えて凄く良かったと思える作品。
これまで多くの歴史小説を読んできましたが、ここまで具体的に、今まで考えてもいなかった展開で、そしてミステリーとして、凄く衝撃的な作品でした。何回読んでも飽きが来ない、何回読んでも面白いということで、何回も旅のお供として持って行きました。それくらい個人的には気に入っています。
ここから『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』と続いていく、三部作の一作目として上出来な作品。逆にこのインパクトが強いせいで残り二つが見劣りするかも。