読んでいて楽しいですよ?

 いつ以来のカテゴリ記事だと思ったら2007年から実に6年振りだそうです。
 日記みたいに書いていたから本当に書く機会がなかったんですよね……

 最近の作品に何故か共通しているのは時代小説の中の一文をちょっと使っていること。
 個人的には2012年に書いた作品で最も良かった『猪狩守という生き方』では鈴木輝一郎先生が書かれた『金ヶ崎の四人』で明智光秀の台詞を、最新作『アンドロイドは幸せになれないのだろうか?』でも加藤廣先生が書かれた本能寺の変三部作の一つ、『明智左馬助の恋』からインスパイアされた一文を使っています。
 元々歴史系は大好きで、得意教科は一貫して社会(日本史)。最近は警察物やミステリー物も増えてきましたが、圧倒的に歴史物が棚を占めている状態です。戦国時代と幕末しかありません、江戸時代の人情物は興味ありません。
 書き手によって歴史上の人物の描き方が違うのは、ある意味その作者の腕の見せ所ですよね〜。そして歴史の流れは既に分かっているので、それをどうやって面白く見せるかが作品の面白さを左右しますよね。その点で言えば史実に基づいたキャラクターか、独自設定で推すか悩みますね。
 私もいつか歴史物を書いてみたい、と密かに思っていたりします。

 ちなみに『アンドロイドは幸せになれないだろうか?』に使った文章は、本来の意味とは少し違った感じで使わせていただいています。歴史物の小説はどうしても官能的表現が切っても切り離せないんですよね……私は司馬遼太郎先生の『義経』は衆道表現で読むのをやめた程ですから……