これはイタズラなのか親切心なのか

 よく行く書店さんが今日明日と6周年イベントをやっていると思って、ふらっと立ち寄ってみました。
 今月は目ぼしい作品がなかったので是非この機会に巡り会えたらいいなぁと半分期待して。
 1階の文芸書は……『隠蔽捜査』シリーズの最新刊が出ていて思わず手が出そうになりましたが、文庫本で3冊揃えているので文庫が出るまで待つことに。実は初陣だけ堪えきれず文芸書の方を購入したら1ヵ月後に文庫版が発売されて悔しい思いはしましたが
 そして2階にある文庫本のコーナーへ。新刊をざっと眺めたものの興味をそそる作品は無かったので、おススメの棚へ。ここも頻繁に見ているので代わり映えしないなーと思いながら見ていたら、ちょっと棚の色が変わっていたのでチェック。
 ふと目に留まったのは、綿矢りさ著『勝手にふるえてろ』(だったはず)。普段なら絶対に手に取らない作家さんですが、興味を引いたのはその帯。
 『西郷と大久保の固い友情(以下覚えてないので割愛)』
 ……あれー?私の知っている綿矢りさの作品とは全然違う。裏を見ても全くあらすじが違う。一応、店員さんに持っていって説明するとこちらも苦笑。
 私も綿矢りささんが書くのならば是非読んでみたい。どんな形になるのか凄く気になる。
 イタズラか、帯だけ落ちていたのを気付いた方がそっと本にかけたのか。謎は深いですが、こんな経験は初めてでした。