一応私の専門分野と言いますか非常に気になります。
先日石川県かほく市において認知症（痴呆症）を対象にした施設に入所していた女性が施設職員に殺される事件が発生しました。
その施設職員は夜勤を週３日、それも１人で１２人の施設入所者の世話をこなしていたそうです。
普通の老人でも１人で１２人のお世話をすることは容易ではありません。
さらに認知症の人は知能能力が低下しているので扱いが非常に大変です。家庭でも親の介護で介護疲れによりストレスが溜まって虐待を起こすケースも発生しているわけですので非常に辛い仕事だったと思います。
現在の制度では社会福祉士・介護福祉士は医者や看護婦のようにキチンとした国からの免許がおりないと仕事をしてはいけないといった風になっていないので施設は人件費削減のため簡単にパートの人を雇って辛い仕事を押しつけるといった事が可能です。
これから少子高齢化社会が推進していく日本において福祉政策の確保は先のことを考えてしっかりと対策をしていたほうが良いと思います。
