少し遅れた話題ながら

 今年死者数が出生数を上回り、遂に日本の人口が減少に転じました。
 長期的視野で見ますとこれは大問題。年金や医療にかかる国家財政を担っていく人の負担が重くなるのは必須なことであり、政府は少子化対策を打ち出さなくてはならないのに猪口さんは主だった行動をしていないのです。国債発行も数年ぶりに30兆を割ったと言っても国家財政の4割が国債に頼っており、尚且つ数百兆という国債返済の爆弾を背負っているのに財政改革は進んでいないのも実情。それで前々から話しているように「数年後には少子化は歯止めがかかり、さらに数年後には合計特殊出生率は増加に転じる」とした試算の元で行われている社会保障の枠組み作りをしているのも馬鹿げた話。「次世代への負担を減らす」と仰っている方の意味がよくわかりませぬ。
 ……少子化対策はもちろん年金・医療などの社会保障政策を充実させていかない限り、日本に明るい兆しを齎さないと私は思います。