自由獲得枠廃止へ

10対1で今年度廃止かと思いきや、今年は継続審議に。1の意見が通った結果になりました。
少数の正義が多数の悪に握りつぶされるならまだしも、これだけ「自由獲得枠=不正の温床」という考えが多くなってきた中ではどう考えても今年度から廃止が妥当かと。数年前の事件の教訓が全く生かされていないなら尚更。恐らく今まで投資してきた分を少しでも回収しようという意思の表れでしょうか。
マチュア側は猛反発・ドラフト拒否ということが新聞の見出しに載っていましたが(昨日付)、仰る通り。公正かつ平等なスカウト活動が望ましいのに、囲い込むなんて問題外。某球団が提案したクロスウェーバー方式*1も問題かと思いますが。やるなら完全ウェーバーで、一意指名のみ被ったら投票で良いじゃないですか。
選手会も反発してクライマックスシリーズのボイコットも示唆。そもそもクライマックスシリーズ自体に反対の私にとっては賛成なんですが。パ・リーグのプレイオフ形式の成功を見てセ・リーグもそれに乗っかろうという考えが嫌。プレイオフセ・リーグとの違いを出すために考案された苦肉の策ですし。宮本選手会会長の「リーグ優勝のチーム同士で日本シリーズを行えば良い」とする考えには大賛成。

なんか紛糾していきそうな議論ですが、プロ野球を見捨てないで下さい。私達ファンは選手・球団のファンであり、フロントのファンではないのですから。このゴタゴタが野球部分に入ってこないことを祈っています。

*1:大学・社会人ドラフトは下位球団から、高校生ドラフトは上位球団からという方式。