題名が、思いつかない

 今日から年末休みに入るので、ちょっと夜更かしをしていた未明に飛び込んできたニュース。
 『松井秀 引退へ』
 最初はtwitterハッシュタグからだった。普段なら全く見ないのに、何故か見てしまった。そして#松井引退のタグ。冗談だろ、と思ってニュース記事を探していたら会見という記事が上がっていた。
 新聞一面に、松井引退の記事があった。

 松井秀喜選手に関しては、郷土が生んだスターであり、私の母校の先輩でもあり、なにより野球を好きになったキッカケの選手でもある。巨人時代から応援してきて、高校卒業の年がメジャー挑戦の年で、卒業式にビデオメッセージを送っていただいたことを今でも覚えています。これが私の中に残っている高校時代の良い思い出の一つです。
 今年はレイズとマイナー契約という今までとは違う船出でしたが、必ずやメジャーに昇格することを心の底から信じていました。そしてメジャー昇格、成績が伸びない序盤を乗り越えて夏に差し掛かっていたので、これからきっと活躍してくれる、と。ですが、昇格してから快音があまり聞かれず、無念のFA。それでも、どこか松井選手の力を欲する球団が現れると信じて疑いませんでした。
 シーズン終盤になり、ウィンターミーティングが始まり、着々と各チームの戦力が整ってきても、まだ決まっていなくても、来年もきっと松井選手はどこかのチームのユニフォームを着ている。

 そして、今日。
 引退。
 まだやってほしいと思っていたのに、何故かスッキリとした感情が湧いてきました。「これで良かったのかも知れない」と思えるようになりました。
 松井選手の引退に、ファンやチームメイト、監督から温かい言葉が送られていることが、やっぱり松井選手は凄いと改めて実感させられました。プレイだけではなく、人間性も素晴らしいんだな、と。

 20年間、お疲れ様でした。
 もう松井選手の雄姿を目にすることは出来ませんが、私の心の中に「55」番は永遠に生き続けて行くと思います。感動を、情熱を、ありがとうございました。