終盤戦

 9月も終わりが近付いてペナントレースも終わりが見えてきましたね。
 セは巨人が独走体勢でゴールを決め、応援しているドラゴンズは……昨晩CS出場の可能性が潰えました。次に応援している広島が悲願のCS初出場を決めたのは嬉しいですが。
 落合前監督が電撃解任されて高木監督の指揮となった二年目。就任当初から「果たして大丈夫か?」と思うことも度々、采配や選手起用に疑問を抱いたことは数知れず。おまけに新聞等で毎日のように選手を非難するコメントを発してばかり。前監督の手法は中日ファンの間でも賛否両論ありましたが、現監督に関しては双方が意見を一致しているという皮肉っぷり。
 ……正直なところ、今シーズンはあまり期待していませんでした。さらに加えてエース吉見の長期離脱、首位打者をひた走っていたルナも怪我で離脱、さらにさらに他の選手も怪我が相次いで、長年中日を支えてきたベテラン勢も調子が上がらず。
 恐らく多くのファンが望んでいるであろう“次の世代への転換”だけが期待でしたが、それも見えず。大型ルーキーの高橋周はルナの離脱の影響もあって最近はスタメンに名を連ねていますが、その他の選手の起用は場当たり的な印象が強いです。平田を一番で使ったり下位で使ったりチャンスでスクイズさせたり、若手投手を先発させた試合は少し打たれただけですぐに交代させた上に試合後には痛烈な批判コメントを発したり。軸が定まってないとしか思えません。
 落合監督が8年間で築いてきた努力を2年でダメにさせるとは……という気持ちもあります。落合監督独特の哲学なり考え方に基づいて導いていた分、選手も迷いなくプレーに集中できていたのだと思います。選手に気持ちよくプレーさせることが大切なのに監督がそこで足を引っ張ってどうするんですかね。

 岩瀬が通算セーブ数が単独1位になったり谷繁が2000本安打を達成したり、記録は出ましたが、それだけというのが寂しいです。
 来年は誰が中日の指揮を執るか分かりませんが、是非とも高木監督以上の人物になることを切に願っています。