観光地は他所者の為にあるのか(かなり毒あり)

 今日あった出来事。あまりにも腹が立ったので具体的な地名も含めて書かせて頂きます。
 橋場方面から自宅方面へ帰るべく、自転車で浅野川大橋交番前から観音町方面へ。
 しかし、交差点よりちょっと観音町寄りに修学旅行と思しき中学生っぽい子ども達が道幅いっぱいに広がり、先生が写真を撮ろうとしている。流石に割って入るのはちょっとなぁ、という感じで停止。私に気付いた交番付近に居た同僚と思われる先生がカメラを構える先生へ向け「ちょっと(自転車が通りたいから道を開けた方がいい)」と声を掛けるも、当該先生に聞こえず。
 結果、撮影終えるまで私は待ちぼうけ。撮影を終えた先生は生徒に「行ってらっしゃーい」と声をかけ、私には「すみません」等の謝罪一切なし。
 流石に腹に据えかねたので「ここはアンタ等が好き勝手していいんか」と抗議するも、当該先生無視。

 そもそも観音町は歩行者天国のように観光客が溢れ返ってますが、大半の時間は一方通行ながら車は通る上に地元民や兼六園周辺の混雑を避ける人達の抜け道として往来は多い道。そんな道に目一杯広がるのも大問題。通行を妨害するようにしているのも大問題。あと、子ども側から自転車が来る事を全く考慮してない点も大問題。引率する先生としてどうなの?私も子どもの引率の経験がありますけれど、「〇〇があるかもしれない」と常に周囲へ気を配ってました。“観光地だから、観光客だから、修学旅行だから何でもやっていい”とでも思ってるのでしょうか。
 付け加えるならば、この浅野川交番のある交差点は橋場⇔東山方向の歩行者用信号が見えにくい為、両側で赤信号に気付かず信号無視の多発地帯(感覚的に8割~9割)。ここを車で通る際は青になっても必ず横から歩行者が出てこないかかなり気を遣います(実際に飛び出してきてクラクションを鳴らした事もかなりの頻度であり)。この交差点から東山交差点寄りの信号には平日も含め誘導員が立ってますが、この交差点にも付けるべき。絶対事故が起きるし、ヒヤリハットは恐らく日常茶飯事かと。

 京都や鎌倉などでは『観光公害(オーバーツーリズム)』が問題視されてますが、金沢もいい加減その域に達していると思います。特に東山と近江町周辺。ひがし茶屋街に至る道は食べ歩き禁止なのにそれを助長するようにソフトクリームを出している店もあるし、車でも歩行者でも自転車でも邪魔者な人力車も我が物顔でのさばっておりますし。あと、(道交法の定めがあるとは言え)金沢市内は自転車は車道を通るように促されておりますが(一応自転車レーンは敷いてある)、十センチ程度の幅でどうやって自転車が通れと?観光バスはまだしも地元の路線バスなんかは数センチ程度の幅で走るのですよ?必然的に自転車は歩道を通らざるを得ず(乗る人の安全からしたらやむを得ない、というかそれ以外の選択肢がない)、車道を走る際も後方から車が来てないか頻繁に確認&接近してきたら直ちに歩道へ退避。そして運転者側からしても車道に自転車が走っていれば「邪魔だな」と邪険にされ(避けようにも車道自体の幅が狭い)。実際、私は近江町周辺を自転車で走行中に路駐の車が私に気付かずドアを開けて横っ腹から倒された経験ありますし(この時、車が居なかったので軽傷で済んだが、車が後ろに居たら確実に重症。観光バスも通るので最悪そのまま轢かれて死亡していた可能性も)。
 テレビも新聞も『観光地賑わってます!』というニュースは取り上げますが、『観光公害で地元の人達が困ってます』とは一言も言わないんですよね。某党寄りの傾向がかなり色濃い〇國新聞やテレビ金〇は論外として、北〇中〇新聞も触れないのは、地元のお偉いさんや観光・商業関係者から圧力でも受けているのかしら?としか思えません。
 観光地やその周辺に住んでいる人は我慢しろ、ってことなんですかね。