自殺予告の指定日……

小坂文部科学大臣宛に届いた数通の手紙。いじめにより自殺するという内容の文書が中に入っていたというニュースも記憶に新しいのですが、その予告の日になりました。
森元首相石原都知事が自殺の予告について『甘ったれている』云々の発言をされたのですが、それは少し違うと私は思います。確かに今の子どもは甘やかされていると思っている方も大勢いるかと思いますが、明らかに今のいじめと昔のいじめとは次元が違うものだと思います。いじめの標的になっている子が『いじめられた』と捉えられただけでいじめとして成立するのであり、確実にその子の心が傷つけられたのです。捉え方こそ人それぞれですが、『甘ったれている』という言葉で解決できないような事例も沢山あるのですから。(先日の岐阜中2女子自殺のきっかけになったいじめについて『その子のためにやっていた』と発言された方もいらっしゃいますが、どう考えても『その子のためにやった』のではなく『自分たちが楽しむためにやった』としか思えないのですがね。)
確かに石原都知事の仰っていた『愉快犯』の可能性も完全にないわけではないですが、いじめに苦しんでいる子が全国にいる限りは心の叫びを真摯に受け取ってほしいものです。

“人の命は大切なもの。一人に一つしか与えられないのだから簡単に捨てないでほしい。そして他の人も同じ命なのだから、他の人の命も尊重しなければならない。”自作。即興で作った拙い文字の羅列ながら、少しでもいいから誰かの心に届いてほしい。捨てることも、捨てさせるまで追い詰めることも、やめてほしい。