最近は惹かれるタイトルが……

小説は大体タイトルに興味を持つ→中身を確認(大体冒頭部分10ページ程度)で購入するかどうかを判断。
タイトルの段階で惹かれないと見向きもしないという酷さ。本の出会いは一期一会なのに。

プリンセス・トヨトミ』で大失敗して以降(読んでいる途中で嫌気差して放棄した唯一の失敗)、なかなかタイトルで惹かれる作品に巡り合っていません。この数ヶ月で購入したのは前評判の良かった「のぼうの城」、タイトルと表紙と帯に目が留まって購入した『東京箱庭鉄道』、あとは実話に紛れて引用したとして回収騒動にまで発展した某ストーリー。この前ぶらっと本屋に立ち寄った時には『ブランケット・キャット(?)』(重松清作)が面白そうと思ったのですが中身を見て買うに至らず。なんか自分の中で押しが弱かった。

一時期の購入ペースから一転して、最近は今まで購入した物を読み返すことが多いです。面白い作品は何度読んでも面白い。これは鉄則だと思う。一回読んでネタが全部明かされた状態でまた読者の心を掴むのは相当難しいことですし。

……また巡り合わせに恵まれた時が来る時を信じています。