偶然からの……

何回か私がボーイスカウトに参加していることを書いているが、月に二回程度活動があって、幼稚園年長〜小学校低学年の子どものリーダー的なことをしている。元々子どもは好きなのでやっていて苦にならないし、嫌なことを全部忘れて物事に取り組めるので最近ではストレス発散みたいになっている。
で、今日は帆船が港に来航したので子ども達を連れて行ったが、見事に撃沈。人が多いのと今月新しく入ってきた子ども達の対応に追われて活動後から「つまらない」という手厳しいお言葉を頂いた。そして時間が少し余ったので来月作る工作の材料を集めるために流木を拾いに海岸へ。子ども達は流木よりも貝殻集めに夢中になっていてそれどころではなかったが、元々流木自体も数が少なかったのでそこそこ拾って活動終了。
……しかしここで私は一つのミスを犯してしまった。自分の車を子ども達に乗せて移動していたが、子ども達の靴は砂だらけ。そのことをすっかり忘れて子ども達を先に車に乗せてしまった。案の定、床は砂だらけに。しかも乗せた子どもの内の一人が貝殻の入った袋を逆さまにしてさらに被害が拡大。こうして午後に車内清掃という余計な仕事が増えてしまい、子ども達の「つまらない」発言で失意の中帰宅。

昼食を食べて少し休んでから掃除開始。子どもが汚すのは仕方ないことだが、出来ることなら綺麗に使ってもらいたいところが正直な本音。マットを叩いて砂を落とし、車内に残っている砂は箒で掃いて、さらに取れないものは掃除機を使って吸い出す作業。雲行きが怪しいので手っ取り早く終わらせたいところに、一台の車が家の前に停まる。
ふと顔を上げると、近所に住む幼なじみ(女性)だった。幼稚園から中学まで一緒だったが、高校に入ってからはパッタリ会う機会が少なくなり、成人式で一回会ってからはその後おつかいで幼なじみの家でバッタリ会ってきりの、数年ぶりの再会であった。成人式で会った時は(元々可愛かったが)女性としての魅力が増していて視線を合わせられなかった。窓を開けて一言二言会話を交わして幼なじみは車で出掛けていったが、偶然の再会に少し嬉しく感じると共に、作業で汚れることを覚悟して着古したトレーナーとジャージの上下だったことに少し後悔した。
さらに数分作業を続けていると、再び同じ色の車が自宅の前に停まる。助手席には幼稚園〜中学まで一緒だった女友達が乗っていた。なんという偶然。そのまま他愛も無い話をした後「これはメアドゲットのチャンスではないか」と思いつく。普段持ち歩いていない携帯*1をこの日は偶然にもそれとなく会話の流れを持っていき、これを機会にどこか遊びに誘うことが出来るかも!と一人高揚した気分になる。見た目草食系男子だけれどもここでその皮を脱ぐべきだと!

……聞けませんでした。会話の流れをそっちに持っていけませんでした。車が去っていった後心の中で一人反省会。えぇ、チキンですよ。チキンラーミンですよ私は。HAHAHA…… OTZ

どうも若い女性は苦手。話せないわけでもないが、極端に緊張する。テンションが上がるけれどその後は激しく落ち込む私。偶然からのキッカケというチャンスを活かせませんでしたとさ。

*1:ホントにプライベートでは携帯電話を携帯せず放置している現代人としてはあるまじき人。メールの返信は打ち慣れてないことも加わって10分かかるのが当たり前なくらい