ある意味、戦争に等しい状況

 一カ月前までは「新型コロナの感染者が増えてきたし、気を付けよう」という認識でした。
 それがまさか一カ月の間に、感染者が急増、数十人規模のクラスター(感染爆発)が何か所も発生。全都道府県でも真ん中の下くらいだった感染者数が日を追うごとに数が増えて、上から数えた方が早い順位になってしまいました。10万人当たりの感染者数は東京都に次いで二番目、市単位で見れば東京を上回る数字だったこともあり、特定警戒都道府県の一つに指定されました。
 ……はっきり申し上げて、認識が甘かったです。ここ数週間は必要最小限の外出に留め、外出後は真っ先に洗面台に直行して手洗いうがい、なるべく自宅に居るように心がけています。
 ワクチンも治療法も確立されていないウイルスとの戦いは、ある種戦争と言っても過言ではないでしょう。とにかく“罹らない・うつさない”ために、最善の努力を尽くそうと思います。

 しかし……こういう不安な状態の時にこそ、政治家の力量が試されると思うのですが、地元選出の国会議員および県知事ときたら。
 県知事T:『無症状の人は気晴らしに新幹線に乗って観光に来て』『峠は越えたと思った』
 国会議員S:『国は自粛をお願いしているから国のせいにしないで下さいね』
 国会議員H:新型コロナ蔓延の中、中高生少女向けシェルターへ視察。先方から5人までと言われたのに十数人で来訪、無許可で撮影、セクハラ疑惑
 元国会議員M:オリンピック開催に関して様々な問題発言
 ……何してるの?と本気で問い詰めたい。まぁ、自粛はお願いするけど補償は一切しない、各国は当面の生活資金をドカンと早急に支給しているにも関わらず数カ月後経って布マスク2枚配布(但し黄ばみや虫・髪の毛付着した不良品あり)、ゴタゴタの末に10万円支給(手元に来るまでいつになるか分からない)と嘆かわしい総理だから無理もないか。悲しいけど。