衆院9.11を控えて

『刺客』の二文字が飛び交う衆院選前。郵政法案で反対票を投じた議員に対して対抗馬を送るというある意味暴挙に出ているわけですが。
自民VS自民という構造も変な話かと思っている今日この頃。
元々自民党内部でも色々と考えの相違があったのにそれを認めない執行部のやり方が正直あまり好ましいものではないと考えます。

この一週間で新党結成の話題が三つほどありました。
綿貫さん率いる国民新党収賄事件などで告訴された鈴木宗男議員率いる新党大地、昨日発表が行われました田中長野県知事を党首にした新党日本
新しい政治への波を立てて、是非とも淀んだ永田町を一掃してほしいですね。

そしてライブドア堀江社長が広島6区での出馬。
これもこれで若者を選挙に惹き付けるという意味では大いに期待して良いと思います。
どのような考えを持って選挙に臨んでくるのか。それも注目していきたいです。

最後に一つ。
「今回の選挙は郵政民営化に対する国民の審判だ」と小泉さんは仰っていましたが、これは大きな間違いなのではないでしょうか?
衆議院を解散している時点で次に国会議員を選ぶ選挙があるのは誰もがわかりきった事実。
しかし国民がこの選挙の全てを郵政民営化に対する判断とするのは非常に誤った捉え方。
郵政以上に大切な問題(年金、外交、イラクへの自衛隊派遣問題、教育、育児支援憲法改正問題など)もありますし、郵政民営化そのものも何年もかけて審議して内容を熟慮していけば良かった話。
自民・公明はそのような姿勢で選挙を行うわけですが、果たしてそんな郵政一本だけで国家の運命を左右する選挙に臨んでいって良いのでしょうか?私はそこに疑問を感じています。