警戒モード、へ

 先月に引き続き、新型コロナのお話。
 中国から始まって、アジア、そして欧米へと感染拡大。遂には東京オリンピックも史上初の延期に。収束の兆しが見られない以上、致し方ないですよね。
 ……しかし、テレビのニュースで人々が大勢繁華街で出歩いているのを見ると、これ大丈夫かな?と思ってしまいます。かくいう地元も、観光地には国内から来た観光客の姿をよく見かけます。流石に海外の観光客は最近見かけませんが。
 国も地方自治体も「若者は出歩かないように!」と盛んに自粛を求めていますが、ニュースを見ていると爆発的感染(クラスター)のキッカケは60代以上の高齢者……というのが実は多いんですよね。「若者は軽症で済むけど高齢者は重症化しやすい!だから若者は自制しろ!」といくら言っても、高齢者が好き勝手動いていたら意味ないだろ……と、毎回思うのです。都が自粛要請しているのに、大勢の人と桜の木の下で記念写真を撮る首相夫人とか。レストランだから問題ないんじゃなくて、そもそも大勢の人が集まる場の会食も自粛の対象でしょうに。
 今は「自分がかからなければいい、かかっても自己責任」ではなく、「他人にうつさない」ことが重要な局面だと私は思います。生活に関わる用事がない限り、家に居るようにしましょう!

 本来であれば政府が音頭を取って「不要不急の外出は禁止!生活必需品を扱う店以外は営業禁止!当面の生活資金は現金で支給するから自宅に居るように!」と強いリーダーシップを発揮してもらいたいのに……和牛の消費が落ち込んだから「お肉券」だの、お肉だけは不公平だから「お魚券」だの、旅行やホテル業界が深刻な打撃を受けているから「旅行補助券」だの……何考えているの。しかも野党も追及しないし代案を出さないし。