観光客と地元住民の共存

 勤労感謝の日に、職場の慰安旅行で京都まで行ってきました(日帰り)。
 紅葉シーズンの嵐山がメインでしたが……京都市内は観光客の自家用車や大型バスで渋滞。渡月橋は左側通行ながら大勢の観光客でぎゅうぎゅう詰め。竹林の小径も人、人、人だったので写真を撮影したらさっさと退散しました。また今度、ゆっくりと堪能したいですね。

 私が住んでいる金沢も、北陸新幹線の開業前後から多くの観光客が訪れるようになりました。特に海外の方を見かける機会が多くなり、有名な観光地では団体だったり個人旅行だったりで様々な国の人が観光している姿を目撃します。
 ……で、ここで問題になるのが、観光客と地元住民の共存について。
 かくいう私も有名な観光地の近くに住んでいる身で、新幹線開業前後から周辺環境が変化していると肌で感じています。県外ナンバーの車も多く見ますし、明らかに観光で訪れたという人もよく見かけます。
 しかし!
 はっきり申し上げて、迷惑しています。 
 慣れない土地で駐車場を探している車はノロノロだったり挙動不審だったり、月極駐車場に無断駐車も日常茶飯事。金沢は空襲を免れたため昔ながらの路地が数多く残っているのですが、細い路地いっぱいに広がって闊歩する観光客も珍しくありません。あと、集団(二人組含む)で歩いている人はロクに前を見ないで歩くので、ぶつかりそうになることも多々あります。
 あと、金沢の観光地の多くは路上喫煙禁止や食べ歩き禁止なのですが、そんなのお構いなしにアイコスをスパスパする国内外の人。側溝へのポイ捨ても。
 行政も民間も「観光客ウェルカム!どんどん来て!」というスタンスですが、地元住民への配慮は一切ありません。「人気観光地に住んでいるから我慢しろ」とでも言っているのでしょうかね。本来であれば、住環境をある程度守る必要があると思うのですが。
 京都は市バスも慢性的に混雑していたり、市内中心部や人気観光地周辺で慢性的な渋滞が発生していたりと、既に市民生活へ影響が出ています。京都市は対策に乗り出すと報道で出ていましたが、共存共生出来るよう、最大限の配慮が必要だと思います。

 観光する方には、くれぐれもマナーだけは守って下さい。