投与コイン(誤字)もとい東横イン。

 横浜にて開業したホテルにて身体障害者のための駐車スペースや客室を勝手に改造したという事件。どこから調べたかわかりませんがマスコミが調べると次から次へと出てくる問題。
 点字ブロック剥がしたり、客室勝手に改造したり。どう考えても常識では考えられないです。(少し違いますが)今時流行りなバリアフリーの流れに逆らっていますよ。

 しかしもっと苛立ったのは社長や取締役の発言。
 明らかに反省の色なしな発言や態度の数々。「時速60キロの場所で67、8キロで走った」なんて軽率な言い方していますけれど、そんな問題じゃないですよ。取締役に関しても内容までは覚えていませんが、二つ返事で改造を容認していたように思います。
 要するに「障害者切捨て」な考えが主流みたいですね。というかそうとしか受け取れないです。

 ホテルという場所はある意味公共機関みたいな場所ですよ?お金払ってお客さんは泊まっているわけですから、お客の目線に立つことが最優先だと思います。そう考えますと健常者だけでなく障害者も利用するという大前提が抜け落ちているのではないでしょうか?いや、障害者云々というより全ての人が利用できることが大前提なのですが。
 『格好(見た目)が悪い』なんて次元の問題ではないのですよ?社長の釈明でそれを聞いた瞬間「はぁ!?」と思いましたよ。点字ブロックは盲目の人を導くための“生命線”であり、駐車スペースも使いやすいように設置されているのですよ?それを『格好が悪い』って……

 社会的弱者を見捨てる一端が垣間見えた今回の一件。東横インだけでなく、皆様の周りにも実際関係があるかもしれません。少し周りを見つめなおしてみてはいかがでしょうか?
 たとえば優先座席付近では携帯電話の電源をオフにするとか、狭い道に無理して自転車をとめないとか。案外色々と見つかるかもしれないですよ?