購入書籍・2018年11月編

 ・山本周五郎著『戦国物語 信長と家康』
 ・柏てん著『京都はんなりカフェ巡り』
 ・古内一絵著『さよならの夜食カフェ マラン・カラン おしまい』
 ・簑輪諒著『殿さま狸』
 ・小湊悠貴著『ゆきうさぎのお品書き 母と娘のちらし寿司』
 ・喜多みどり著『弁当屋さんのおもてなし 甘やかおせちと年越しの願い』
 以上。
 今月は毎週のように本を買っていると思っていたら、本当に毎週本を買っていました。ちなみに先月の最終週でも本を買っているので、これで五週連続購入となります(ちなみに、ちどり亭の新刊が昨日付で発売されていたのですが、昨日今日と書店に行っていたのに置いてなかったので、来週も購入確定です)。真面目な話、抜けがありそうで怖い……
 山本周五郎さんは有名な歴史小説作家さんですが、初めて読みました。短編が複数収録されていましたが、何れも女性が出てきたのが特に印象に残りました。昔の作品ですので文体が現代風ではありませんでしたが、司馬遼太郎作品を読み慣れている方には特に苦にならないかと思います。
 『マラン・カラン~』はシリーズ四作目にして最終巻。作者曰く『お四まい』としゃれています。安定した面白さで、読み終えた後は「よし!四冊読み返そう!」と思ったのですが、読み終えてない本もあるので当面先になりそうです……(ちなみに『草原のコック・オー・ヴァン』も二周目を読み進めていたのですが、怒涛の購入ラッシュに伴い中断中)。
 簑輪諒さんの作品は『決戦!!』シリーズで何度か読んだことはありましたが、単行本の購入はこれが初めて。メジャー所ではなく敢えてマイナーな武将を題材にしているので、独自性があって面白かったです。
 ……現在は『弁当屋さんのおもてなし』を読書中。『ゆきうさぎのお品書き』に関してはまだ手をつけておりません。この状況でさらに『ちどり亭』も来週加わることになるので……当分の間は読む物に困らない生活になりそうです。

観光客と地元住民の共存

 勤労感謝の日に、職場の慰安旅行で京都まで行ってきました(日帰り)。
 紅葉シーズンの嵐山がメインでしたが……京都市内は観光客の自家用車や大型バスで渋滞。渡月橋は左側通行ながら大勢の観光客でぎゅうぎゅう詰め。竹林の小径も人、人、人だったので写真を撮影したらさっさと退散しました。また今度、ゆっくりと堪能したいですね。

 私が住んでいる金沢も、北陸新幹線の開業前後から多くの観光客が訪れるようになりました。特に海外の方を見かける機会が多くなり、有名な観光地では団体だったり個人旅行だったりで様々な国の人が観光している姿を目撃します。
 ……で、ここで問題になるのが、観光客と地元住民の共存について。
 かくいう私も有名な観光地の近くに住んでいる身で、新幹線開業前後から周辺環境が変化していると肌で感じています。県外ナンバーの車も多く見ますし、明らかに観光で訪れたという人もよく見かけます。
 しかし!
 はっきり申し上げて、迷惑しています。 
 慣れない土地で駐車場を探している車はノロノロだったり挙動不審だったり、月極駐車場に無断駐車も日常茶飯事。金沢は空襲を免れたため昔ながらの路地が数多く残っているのですが、細い路地いっぱいに広がって闊歩する観光客も珍しくありません。あと、集団(二人組含む)で歩いている人はロクに前を見ないで歩くので、ぶつかりそうになることも多々あります。
 あと、金沢の観光地の多くは路上喫煙禁止や食べ歩き禁止なのですが、そんなのお構いなしにアイコスをスパスパする国内外の人。側溝へのポイ捨ても。
 行政も民間も「観光客ウェルカム!どんどん来て!」というスタンスですが、地元住民への配慮は一切ありません。「人気観光地に住んでいるから我慢しろ」とでも言っているのでしょうかね。本来であれば、住環境をある程度守る必要があると思うのですが。
 京都は市バスも慢性的に混雑していたり、市内中心部や人気観光地周辺で慢性的な渋滞が発生していたりと、既に市民生活へ影響が出ています。京都市は対策に乗り出すと報道で出ていましたが、共存共生出来るよう、最大限の配慮が必要だと思います。

 観光する方には、くれぐれもマナーだけは守って下さい。

購入書籍・2018年10月編

 ・柴田よしき著『草原のコック・オー・ヴァン 高原カフェ日誌II』
 ・吉川永青著『第六天の魔王なり』
 ・吉川永青著『賤ヶ岳の鬼』
 ・赤神諒、佐藤巖太郎、砂原浩太朗、武川佑、簑輪諒、宮本昌孝、山口昌志著『決戦!設楽原』
 ・仁木英之著『レギオニス 興隆編』
 以上。
 『草原のコック・オー・ヴァン』は『風のベーコンサンド』の続編。まさか続編が出るとは思ってもいなかったので完全に見落としていました。書店に陳列されているのに気付きませんでした。10月1日頃の新聞広告を見て初めて知りました。
 吉川永青さんの作品が二つ入っているのは、『第六天の魔王なり』が新刊で発売→奥付に『賤ヶ岳の鬼』の広告という流れ。どちらも面白かったです。
 そして『決戦!』シリーズも八冊目。なんだかんだと購入は続いています(幕末および三国志物は除く)。次はどの合戦がクローズアップされるのか、今から楽しみです。

ほんの些細な気配り、心遣い

 飲食店(喫茶店など含む)などを利用する際、心掛けていることがあります。
 それは、“客としての振る舞い”。
 昔、飲食店で働いていた経験があるのですが、接客していて「あ、この人感じ良い人だな」と思うことがありました。会計が終わった時や注文した品を届けた際に「ありがとう」や「ご馳走様」と一声かけて頂けるだけで、何だか嬉しい気持ちになりました。当然のことながら、逆もありますが……。
 そんな訳なので、飲食店を利用する際には“客”としての振る舞いに気をつけています。まぁ、恥ずかしがり屋なので面と向かって「ありがとう」と言えませんが、出来るだけ頭を下げたりはしていますが。他にも一人の時は大きなテーブルではなくカウンターや小さなテーブルを使うようにしたり、帰る際は皿をまとめたり……。
 「金払っているんだから何してもいいでしょ」という考え方の人も居ると思います。ここまで配慮しているが故に、店側からすれば迷惑な客と思われているかも知れません。でも、店員さんだって人間ですから、出来るだけ気持ちよく働いて欲しいなぁというのが率直な思いです。

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 先日、友人と焼肉店に行った時、メニュー表の裏側にこんなメッセージが。
 子連れのお客様は周囲への迷惑を気にしている方が多いですよね。マナーやモラルがまだ分かっていない子どもにそれを強いるのは無理がありますし。かと言って、たまには外食もしたい。
 そうした時に、こうしたメッセージがあるだけでも親御さんの心理的な負担は軽減されると思います。家族で食事する時くらい、その時間は楽しみたいですよね。

 ちょっと心がほっこりしたので思わず撮影してしまいました。こういうお店が増えてくれるといいなぁ、と切に願います。

ダイアリーからブログへ

 来年春に「はてなダイアリー」のサービスが終了するということで、一足お先に「はてなブログ」へ移りました。
 2004年からかれこれ14年使い続けてきたのですが、インターネット上の日記みたいなものの需要は無いみたいですね。これも時代の流れなのですかね……

 使ってみての感想。
 物凄く重たい!そして物凄く使いにくい!さらに分かりにくい!
 プロフィール欄を変更するのに小一時間、右上のタブをクリックしても重すぎて反応がない、そもそも開くのに時間がかかる。なんと使いにくいことか!……まぁ、慣れていくしかないですね。

 さて、愚痴はさておき。
 それなりの年齢になって、昔と比べてエネルギーや時間に費やせる分が少なくなりました。関心やベクトルが変わったこともありますが。
 ホームページにしても日記にしても、あとどれだけ続けられるか自分でも分かりません。何かしらのキッカケがあったら吹き飛んでしまってもおかしくない状況です。
 今回は運営元が同じで移行がスムーズに行える下地があったので「はてなブログ」に衣替えしましたが、「はてなブログ」のサービスが終了となった場合には、一から新しく日記を書くために登録したり移行したりすることはないと思います。それだけの手間に見合うだけの価値がない、と判断するかと。ホームページの方も同様で、今借りているサーバーがサービス終了した場合、移転させるだけの気力があるか、と。
 かと言って、色々ありながらも続けてきたことを放り出すかと言えば違う話でありまして。
 小説執筆に関しては、続けられる限り続けていくんだろうなと思います。新規に事業を興すだけのエネルギーはなくても、持続させるだけの体力はあります。
homebase.hatenablog.com
 『BASELESS PAGE.』様のSIN様の記事を読んで共感を覚えました。『BASELESS PAGE.』様は先日の9月23日で20周年を迎えられたとか。激変したネットの状況の中で20年も続けられたのは本当に凄いことだと思います。
 少しでも近づけるよう、続けていきたいなぁと思いました。
 ……人並みなことですみません。

購入書籍・2018年9月編

 ・垣根涼介著『信長の原理』
 以上。
 今月は一冊ながら個人的に気に入った作品でした。
 蟻の法則(2・6・2)も興味深いですが、信長の若かりし頃から最期に至るまで丁寧に書き込まれており、読み応え十分でした。こうした視点から信長を描くというのも斬新で面白いですね!
 『ハセガワノブコ』シリーズの作者である泉ハナ先生の新刊も出ていたのですが、食指が伸びず。アンテナが鈍っているのか、それとも趣向に合わなかったか。

北へ!

 23・24日と仙台へ行ってきました。これで北限、東限を更新しました!(これまでの北限が珠洲というのもどうかと……)
 北陸新幹線から大宮で東北新幹線に乗り換え、お昼前に到着!およそ三時間半で仙台まで来れるなんて早い!
 ……後々知ったことなのですが、手配した切符がやまびこ号(何箇所か停車するタイプ)で、速達タイプのはやぶさに乗れればもっと早く到着した可能性が高いです。

 記念に一枚。
 仙台駅に到着して最初に向かったのは、楽天イーグルスのグッズ売り場。当日は楽天とロッテの試合がコボスタ宮城で開催されることを知り、当日券を手配することに。もしかして福浦選手の2000本安打が見れるかも!と秘かに期待していたのですが、その前日に達成されました……。楽天モバイル店だと座席が選べると店員さんから教えてもらったので、楽天モバイルに移動してチケットをゲット。
 さて、お昼ご飯は牛タンだ!……と息巻いていたのですが、仙台駅内の牛タン店はどの店も軒並み大行列。あまりの長さに挫けて別の店を探すことに。
 ぶらぶらと彷徨っていると、とある店に『三陸カキ』の文字が。……そうか!仙台は牛タンだけじゃない、牡蠣もあった!と思い直してそのお店へ。カキフライ御膳(+たまごかけご飯)を堪能しました。
 腹ごしらえを済ませ、一度ホテルに手荷物を預けていたら時刻は一時半。野球観戦のことも考慮して観光をどうするか悩んだ結果、仙台城へ向かうことに。
 青葉一番町のバス停で仙台の周遊バス・る〜ぷるを待つことに。定刻から10分過ぎてようやく到着……既に乗客で埋まっている状態。続々と乗り込んでいくが、私の直前で非情の満員宣告(´・ω・`)ショボーン
 すると運転手さんから「あ、一人?なら大丈夫ですよ」と軽いノリで救済宣言。そんな訳で乗車。
 しかしこの運転手、なんか飄々とした語り口で色々ぶっちゃけてくれる。
「この先、道路事情が大変悪いです」
「次の交差点、左折する際に大きく揺れます」(実際に急旋回しないと曲がれない上に急な坂道)→「このバス、馬力あるから大したことなかったですね」
 ……これは観光客向けのサービスなのか、運転手さんの素なのか。どちらにしても車内は和気藹々とした雰囲気でした。
 そんなこんなで仙台城跡に到着。降車する際に乗客の一人が後ろのドアに腕を挟まれるハプニング(!?)がありましたが、何とか無事に降りられました。

 ……正直、イメージしていたのと、違う。おまけにスズメバチが飛び回るわで期待ハズレ。資料館を見学してさっさと次へ。
 仙台駅に帰ろうとバスを待っていた所に仙台駅直行のバスが。やったーツイてる!と思ったら、またしても私の前で満員通告。……一日で二回も寸前で満員って、運が良いのか悪いのか。
 石垣の間をくねくねと通る道というのも珍しい道路を下り、博物館へ。自然を感じられる道だなー、と思っていたら博物館に着いたところで「クマ出没注意」の看板が。……何か出そうだなとは思いましたけどさあ。
 ……あれ?資料館(700円)より博物館(常設展のみ、460円)の方が内容濃い。
 それから徒歩で国際センター駅まで行き、地下鉄で仙台駅へ。さらにホテルへ向かい、チェックインを済ませる。ちょっと奥まった場所にあるものの、仙台駅から徒歩3分という立地はなかなか。おまけにバスタブが正方形ではなく長方形タイプなのも地味に嬉しいポイント。16時半過ぎまで暫し休憩。
 コボスタ宮城へ向かうべく、仙台駅東口へ。前回の野球観戦(福岡ドームソフトバンク×ロッテ)が大学の卒業旅行の時でしたので、実に11年ぶり。シャトルバスが100円というお手軽な値段なのも嬉しいですね。
 しかし17時前にも関わらずシャトルバスを待つ人の長蛇の列。でも、列が進み始めると思いの外止まることなく、あっさり乗れました(すし詰めですが)。
 バスに揺られ、コボスタ宮城に到着。既に大勢のお客さんで賑わっていました。内野席で前の方を押さえたので、グラウンドとも距離が近くて大満足。……但し、ファールボールが多いエリアという注意書きが。

 久しぶりの野球観戦ということでテンション上がり、色々と撮影。ついでに夕食用のカツサンドも購入。この日はカップヌードルナイターということで来場者にカップヌードルが配られました。意外な形でお土産ゲット。
 ビジター席でしたが、周りは楽天ファンばかり。ロッテのユニフォームを着た人もちらほら見かけますが、圧倒的に楽天のユニフォームを着た人が多いです。それと、家族連れや老夫婦の姿も多いように見えます。
 18時プレイボール。先発は楽天・岸、ロッテ・涌井。道理で岸のユニフォームを着たファンが多かったわけだ。前日2000本安打を達成した福浦は登録抹消され、代わりにDHにはルーキーの安田が。それとセンター平沢という、好きな人にはたまらないチョイス。
 ちなみに私が応援するのは楽天の釜田・島内、ロッテの角中・岩下。地元出身だからです。
 試合は8-3でロッテの逆転勝利。前回もロッテの逆転勝利。安田のヒットに平沢のホームランが見れて、満足です。それと負け投手になった岸が不憫でならない……味方のエラーで失点するわ、涌井の乱調を攻め切れなかったわで。
 21時20分頃に試合が終わり、人混みに流されながらバス乗り場へ。22時前にはホテルへ戻りました。それからお風呂に入り、のんびりして就寝。

 翌日は商店街をぶらぶらと散策した後(お目当ての喫茶店を探して右往左往した挙げ句、開店が12時からで徒労に終わったというハプニングもありましたが)、駅近くの青山文庫へ。開店11時の前にも関わらず、何組かのお客さんが待っている状態でした。
 ……なんか、隠れ家チックで雰囲気が良い。それにコーヒーも美味しい。窓際のカウンター席に座りましたが、机の上には文庫本がずらりと並べられていました。12時過ぎまでのんびり読書(持参した文庫本)を満喫しました。
 エレベーターを下りて何気なくビルに入るテナントの看板を見てみると……牛タンのチェーン(?)店が入居しているではないですか!早速突撃。休日の昼過ぎながら待つことなくすんなり入店、牛タン炭火焼定食を注文。
 ……何これ美味しい!!こんなの初めて!!あまりの美味しさに麦めしをおかわりしました。牛タンってこんなに美味しいものだったのか……

 本当に楽しい二日間でした。今回は仙台市内しか回れませんでしたが、次回はもう少し足を伸ばしてみたいです。
 

購入書籍・2018年8月編

 ・野中信二著『本多忠勝
 ・白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 9』
 ・舘明著『佐和山軍記』
 以上。
 『りゅうおうのおしごと!』は待望の9巻。個人的には5巻に匹敵するくらい、面白かったです。
 『佐和山軍記』は750ページを超える、大ボリュームな作品。従来の三成像とは異なる、独自の観点から切り込んでいく意欲作と言って良いかと。
 ……やはり歴史物が多くなってしまうよなぁ。趣向がモロに出ている。

初めての

 来月、一泊二日の日程で仙台へ旅行に行くことにしました。人生初の東北です。
 乗り継ぎ一回・約三時間半で仙台まで行けるので、意外と近いんだなという印象です。それでも遠いのですけど。
 一日目は、仙台城の周辺を回ってから駅近くの商店街を散策……という感じを予定しています。二日目は今現在のところ全く決まっていません。女川とか気仙沼の方に行ってみたいと思っているのですが、帰りの電車のこともあるので厳しいかな……行けても松島くらい?どこかオススメを知っている方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。
 弾丸旅行は何回かありますが、本格的な旅行は久しぶりなので今から楽しみです。果たしてどんな旅になるのやら……

購入書籍・2018年7月編

 ・青柳碧人著『浜村渚の計算ノート 8と1/2さつめ つるかめ家の一族』
 ・加藤廣著『秘録 島原の乱
 ・矢野隆著『大ぼら吹きの城』
 以上。
 『浜村渚〜〜』はこれが通算十冊目。二回目となる番外編ですが、いつもと比べるとミステリ色が強い作品でした。
 『秘録 島原の乱』は加藤廣さんの遺作となる作品。『求天記』や『神君家康の密書』などの伏線を元に、独自の視点から島原の乱に至る経緯を描いています。……賛否両論あるかも知れませんが、これまでの歴史小説にはない斬新な観点から描いてきた加藤廣さんの世界観がもう二度と読めないのは、寂しい限りです。