購入書籍・2019年4月編

 ・青柳碧人著『浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法』
 ・住野よる著『麦本三歩の好きなもの』
 ・藤野恵美著『わたしの恋人』
 ・藤野恵美著『ぼくの嘘』
 ・仁木英之著『レギオニス 秀吉の躍進』
 以上。
 今月前半はあまり食指が伸びるような本と出逢えませんでしたが、先週から怒涛の購入ラッシュとなりました。……と言いますか、五冊中四冊が続き物なのですが。
 『浜村渚の計算ノート』シリーズも通算十一冊目。ナンバリングも次で二桁に到達しますね。新刊情報はチェックしていませんでしたので、完全に不意打ちとなりました。まだ読んでいる途中なのですが、安定の面白さと数学の引き出しで、とても楽しく読んでいます。
 『わたしの恋人』『ぼくの嘘』については、先月購入した『二人の文化祭』が予想外の面白さだったので思い切って購入。これからシリーズを追いかけていくという形になりますが、果たしてどうなるか。
 『麦本三歩の好きなもの』に関しては、書店で見つけてビビッと来たので買いました。住野よるさんは『君の膵臓を食べたい』の著者さんだったんですね。さて、こちらもどうなることやら。

 先月購入した本の消化が遅れていたこともあり、まだ『浜村渚の(以下略)』しか読めていません。大型連休中は読む本に困ることは無さそうです。

平成 → 令和

 あと数日で、元号が変わる。
 ……目前に迫ってきても、未だに実感が湧かない自分が居ます。
 昭和生まれではあるものの、物心ついた頃から平成でずっと過ごしてきたことがあり、平成の世が終わるというのが具体的にイメージが湧かないのかも知れません。そして、一月前に唐突に発表された“令和”という響きにも、慣れていません。
 ともあれ、新しい元号に変わることは非常に喜ばしいことではあります。元号が変わることで、世間の空気もガラリと変わってくれればいいなぁ……と思いますが、果たしてどうなることやら。
 そして、令和という元号が自分の中で定着するのはいつになることやら。暫くは“平成”と言い間違えるかも知れませんが、それもご愛嬌ということで。
 

購入書籍・2019年3月編

 ・藤子・F・不二雄原作、辻村深月著『映画ドラえもん のび太の月面探査記』
 ・小松エイル著『歳三の剣』
 ・藤野恵美著『ふたりの文化祭』
 ・佐々木功著『慶次郎、北へ』
 以上。

 先月までが巡り合わせの月だとすれば、今月は冒険の月……と言えば良いでしょうか。
 何気に辻村深月さんはこれが初めての購入。メジャーな作家さんはあまり買わないのですが、今回は映画ドラえもんの原作ということと、たまたま行った書店にサイン入り本が置かれていたので試しに購入してみました。……良い意味で、“原作ドラえもんの二次創作”といった感じ。原作ドラえもんの世界観を忠実に踏襲しつつ、オリジナル要素も織り交ぜて物語が展開していき、とても読みやすかったです。国民的アニメでキャラクターの姿や声を簡単に想像できるので、脳内変換がとてもしやすかったのもあるかと思います。読み終えて「映画も見てみたい」と思える程の、良作でした。
 ただ、『歳三の剣』が思ったより読み進めるのに時間がかかっているので、消化率は低め……下二作に関しては来月に持ち越しになります。

先駆者、そして歴史を作った人物

 大リーグのマリナーズに所属するイチロー選手が現役引退、という報道が。
 ……いよいよか、というのが率直な感想。
 昨年に選手でなくなった後もチームに帯同する形で練習を続けてきたイチロー選手。衰えにも負けず現役にこだわり続けてきましたが、オープン戦から調子が上がらず、日本で行われた試合でも結果を残すことが出来ず、今回の決断に至ったのだな、と。
 本当に、イチロー選手は“天才”だと思います。でも、その二文字で表すのは違うようにも思います。試合前のウォーミングアップや自らの道具など独自の考えを持ち、野球に対してはストイックな姿勢を貫いてきたことから、努力の人だったんだと思います。
 オリックス・ブルーウェーブ(そもそも今の若い世代はこの球団があったことすら知らないかも……?)で次々と記録を塗り替え、日本人野手として初めて海を渡り大リーグへ。快進撃はアメリカに移っても続き、大リーグの記録も更新するまでの選手に。
 ……こうして短く書いていますが、途轍もない方だったんだなと改めて再認識させられました。第二回WBCの決勝戦、あの決勝打も“もっている”としか思えませんでした。
 本当に、長い間お疲れ様でした。

 イチロー選手は松井秀喜選手と比較されることも多かったですが、『ファンに“衰えた姿を見せたくない”という理由でユニフォームを脱いだ』松井秀喜選手と、『衰えに抗いながらも最後まで現役にこだわり続けた』イチロー選手、そのどちらもそれぞれの美学が詰まった引き際だと思います。
 この両者のプレーを(テレビ越しながら)実際に目の当たりに出来たことは、本当に幸せなことなんだな……と感じています。今後お二人を超える天才が現れるかも知れませんが、それでも私の中で“凄いバッター=松井・イチロー”という価値観は変わらず残っていくと思います。

購入書籍・2019年2月編

 ・箕輪諒著『千里の向こう』
 ・飛鳥院龍鳳著『信長の愛した軍師』
 ・木下昌輝著『炯眼に候』
 ・白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 10』
 ・近衛龍春著『加藤清正
 ・瀧羽麻子著『うちのレシピ』
 以上。
 多分漏れが無ければこれで正しいはず、うん。
 一月に引き続き、購入ラッシュ。一応『りゅうおうのおしごと!』に関しては今月発売だということは知っていましたが、それ以外は書店での一目ぼれ作品ばかりです。
 『信長の愛した軍師』に関しては、中旬に旅行で京都を訪れた時に発見した作品。毎週書店を訪れた際には必ず歴史小説の売り場をチェックしていましたが、地元では全く見かけませんでした(ちなみに京都から帰ってきてからも地元の書店を何軒か行きましたが、売り場に並ばず)。その辺り、まだ先月の巡り合わせの運が続いているなぁと感じます。
 瀧羽麻子さんに関しては久々の購入。恋愛ものやお仕事もの、人生ものでも素晴らしい作家さんですが、個人的には食に関する描写が秀でていると感じていますので期待が高いです。まだ読めていません、というか先月の積み本が後を引きずっている影響がまだ……

エチケットと言いますか、常識と言いますか

 先週のこと。
 コメダみたいな喫茶チェーン店でまったり自分の時間を過ごすのがお気に入りで、その日も朝から訪れました。カウンター席に通されたものの程々に席は埋まっており、何となく端から二番目の席に座りました。
 ……隣に座ったお客さんが、しきりに咳をゴホゴホとする。マスクはなし、一応腕や肩などで口元を押さえることもありますが、基本的にはガードなし。「あー、イヤだな」と内心がっかりしながら読書に耽っていたら……
 (……あれ? 何か熱っぽい。それに寒気も)
 それまで感じていなかった体調の異変。原因は当然、隣の客。
 ここでさっさと切り上げれば良かったものを、読書が捗ったのもあって結局四時間近く滞在。隣の迷惑客は最終的には私が帰る際も残っていました。
 その後細々と用事があったので済ませていくものの、明らかに熱は上がっていくのが分かりました。それと、お腹が空かない。これはアカンと、ドラッグストアで発熱の薬を買いました。
 熱の方は一向に下がらず、夕飯も食べたくなかったのでパス。夜寝る前の時点で熱は38度に達していました。
 翌日。目覚めた直後から明らかな発熱。腰とか膝とかあちこちに痛み。会社には医者に行く旨を伝え、即行近所の医者へ。
 ……体温測定の段階で、39度超え。お医者様の問診で症状を説明して喉を診て一言「こりゃインフルの可能性が高いね」。鼻に麺棒っぽいものを入れられ(これが痛い)、別室へ。
 結果は―――のど風邪。簡易検査ながらインフルは陰性でした。不幸中の幸い……いや、完全に貰い事故ですけど。
 その日は医者の帰りにスポーツドリンクを買いにドラッグストアへ行った(!?)以外は、自宅で療養。会社ホント、風邪で弱っている時って無制限で眠れるものですね。半日どころか15時間ほど眠っていました。
 翌日になると熱は大分引きましたが、関節痛が残っていたので念の為もう一日療養。結局、二日も仕事を休むハメに。

 世間ではインフルエンザが猛威を振るっている中、無防備な状態で出掛けた私に非があるのはさておき。
 ホント、公共の場で咳を撒き散らす人は迷惑以外の何物でもないと思う。一人のせいで居合わせた多数の人に害を与えるあたり、バイオテロと言っても過言はないと思います。
 真面目な話、インフル判定されたらお店に電話して「店員さんも可能性あるから気をつけて!」って言おうと覚悟してました。それもそれでお店の迷惑になるかも知れないですが、客のせいで体調崩すのも可哀想な話ですし。
 ちょっとでも「あ、今日自分体調悪いかな?」と感じたら、無理せず家で大人しくしていて欲しいです。巻き添え食らう人の身になってくれ、マジで。

購入書籍・2019年1月編

 ・上田秀人著『孤闘-立花宗茂-』
 ・近衛龍春著『裏切りの関ヶ原(上)』
 ・近衛龍春著『裏切りの関ヶ原(下)』
 ・仁木英之著『レギオニス 信長の天運』
 ・しめさば著『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』
 以上。
 今月は何かと巡り合わせがあった印象。
 『孤闘』は私事で東京に行った時、駅の中に入っていた本屋さんでたまたま見つけたので購入。新刊(文庫)だと思ったら数年前の発売でした。数年前の本となると、余程の人気作か一定程度の購入が見込まれる作品でないと置いていないので、地元に居た時には絶対に出逢えなかったと思います。立花宗茂を主人公にした小説は葉室麟さんの『無双の花』がありますが、あちらは関ヶ原の後からのお話、こちらは関ヶ原までで一区切りのお話となっています。
 直近で購入した『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』に関しても、元々『レギオニス』を購入するため仕事終わりに馴染みの書店に行った時に「ついでに欲しかった漫画も買っていくか」と文庫本のある2階から漫画本のある3階に行ったのがキッカケ。無事お目当ての漫画を買った後に、普段は見向きもしないラノベコーナーへ何気なく足を向けたところ、本書のポスターが目に留まりました。まぁ、ぶっちゃけるとポスターのイラストと題名が自分の好みでした。
 ラノベ自体読み物としては面白いと思っていますが、如何せん“異世界”“チート”“転生”“ファンタジー”“あやかし”“ハーレム”といった最近流行している要素に全く興味がない自分には縁が無いジャンルだと思っていました。『りゅうおうのおしごと!』は舞台が現代で将棋の世界を描いていたので、まだ入っていけるのでハマりましたが……(あれくらいのハーレム要素なら受け容れられるのも大きいかと)。
 後々調べてみると、どうやら本作はカクヨムに掲載されていたらしいです。カクヨムはてっきり今ネット小説で流行りの『なろう系』ばかりと思っていたので、少し意外でした。文章もしっかりされていて(こう書くと語弊があるかも知れないですが、ホントに普通の小説っぽい文章)、最序盤しか読んでいませんが「早く続きが読みたい」と思えるような内容でした。こういう出逢い方で買った本は殆どの場合大当たり認定する本が多いので、余計に期待が高まります。
 来月に向けて、楽しみが増えました。

※01/29 追記
 ・しめさば著『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。2』
 ・しめさば著『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。3』
 予感は的中しました。1巻をほぼ一日で読破した結果、仕事終わりに続刊を買いに行きました。
 ちなみに、先述したポスターは撤去されて別の物が貼られていました。あの時あの場面でラノベコーナーに行かなければ、この作品に出逢えなかったと考えると、やっぱり巡り合わせってあるんだなと感じました。

2018年・購入書籍一覧

 ○葉室麟著『天翔ける』
 ○十三湊著『ちどり亭へようこそ3〜今朝もどこかでサンドイッチを〜』
 △松永弘高著『奥羽関ヶ原政宗の謀・兼続の知・義光の勇―』
 △砂原浩太朗著『いのちがけ 加賀百万石の礎』
 ×いぬじゅん著『奈良まち はじまり 朝ごはん』
 ◎白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 1』
 ○白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 2』
 ○白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 3』
 ○白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 4』
 ☆白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 5』
 ○白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 6』
 ○白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 7』
 □白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 8』
 □矢的竜著『三成最後の賭け』
 □三坂しほ著『おまかせ満福ごはん』
 □海道龍一郎著『我、六道を懼れず[立志篇]』(前)
 □海道龍一郎著『我、六道を懼れず[立志篇]』(後)
 □海道龍一郎著『我、六道を懼れず[立国篇]』(前)
 □海道龍一郎著『我、六道を懼れず[立国篇]』(後)
 □海道龍一郎著『華、散りゆけど 真田幸村 連戦記』
 ◎古池ねじ著『木崎夫婦ものがたり 旦那さんのつくる毎日ご飯とお祝いのご馳走』
 ◎木下昌輝著『宇喜多の楽土』
 ○喜多みどり著『弁当屋さんのおもてなし ほっこり肉じゃがと母の味』
 ◎大沢在昌著『爆身』
 ◎小湊悠貴著『ゆきうさぎのお品書き あじさい揚げと金平糖
 □青柳碧人著『浜村渚の計算ノート 8と1/2さつめ つるかめ家の一族』
 ○加藤廣著『秘録 島原の乱
 ○矢野隆著『大ぼら吹きの城』
 □野中信二著『本多忠勝
 ◎白鳥士郎著『りゅうおうのおしごと! 9』
 ○舘明著『佐和山軍記』
 ☆垣根涼介著『信長の原理』
 ☆柴田よしき著『草原のコック・オー・ヴァン 高原カフェ日誌II』
 ◎吉川永青著『第六天の魔王なり』
 ○吉川永青著『賤ヶ岳の鬼』
 □赤神諒、佐藤巖太郎、砂原浩太朗、武川佑、簑輪諒、宮本昌孝、山口昌志著『決戦!設楽原』
 □仁木英之著『レギオニス 興隆編』
 □山本周五郎著『戦国物語 信長と家康』
 □柏てん著『京都はんなりカフェ巡り』
 ◎古内一絵著『さよならの夜食カフェ マラン・カラン おしまい』
 ○簑輪諒著『殿さま狸』
 ○小湊悠貴著『ゆきうさぎのお品書き 母と娘のちらし寿司』
 ○喜多みどり著『弁当屋さんのおもてなし 甘やかおせちと年越しの願い』
 ○十三湊著『ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~』
 ◎今野敏著『去就:隠蔽捜査6』
 ◎冲方丁著『麒麟児』
 計 46冊
 ☆→とても面白かった!
 ◎→何度読んでも飽きない
 ○→また読み返したくなる面白さ
 □→普通
 △→ちょっと私の趣味に合わなかったかな
 ×→あまりおススメできません……
 去年より9冊も増えました。2013年以来、5年ぶりの40冊超えです。まぁ、三月に大量購入した影響が大きいのですが……。
 今年はシリーズ物の続編が多かったような印象です。完結した、または続編は無いかなと思われた作品も二作目が出てきて嬉しい限りです。ただ、シリーズが完結したり作者の遺作となった作品があったりと、来年は恐らく冊数が落ちるのではないでしょうか。
 今年は比較的ハズレな作品が少なく、気に入った作品が多かったように思います。『りゅうおうのおしごと!』もそうですが、『信長の定理』や『草原のコック・オー・ヴァン』と幅広いジャンルでお気に入り本と出逢えたのは幸せなことです。

 来年で平成が終わり、新たな元号の年が始まります。果たしてどのような年になるのか、どのような本と出逢えるか。
 来年が良い年でありますように……!

購入書籍・2018年12月編

 ・十三湊著『ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~』
 ・今野敏著『去就:隠蔽捜査6』
 ・冲方丁著『麒麟児』
 以上。
 今月もシリーズ物が二冊。先月の積みも含めて中旬まで読む物に困ることはありませんでした。
 ちどり亭に関しては先月段階で発売が分かっていたのですが、隠蔽捜査に関しては完全にノーマーク。それでも一日で読み切る程に面白かったですが。
 『麒麟児』の冲方丁さんに関しては初めて購入。代表作『天地明察』や『光圀伝』はちょっと興味のある範囲から外れていたので読んでいませんが、何度か『決戦!!』シリーズで短編を出されているのを読んだことがありましたので不安はありませんでした。まだ途中までしか読んでいませんが、とても読みやすく面白い作品で今後読み進めていくのが楽しみです。
 

甘党

 お酒が飲めない私は、根っからの甘党です。和洋問わず比較的何でも食べますし、ジャンクなものも結構食べています。
 年末年始は自宅でのんびり過ごそうと考えていたので、ちょっと贅沢して甘い物を多めに買い込みました。
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 ……流石にこれは多すぎました。
 左:柴舟小出・三作せんべい
 中上:森八・宝達
 中下:福梅 ※地元で正月に食べられる縁起物の和菓子。最中みたいなもの。
 右:中田屋・きんつば
 左右に関しては12月下旬に食べようと思って買ったものですが、ここまで多いとは思ってもいませんでした。そして何より問題なのは、餡子ものばかり。特別餡子が好きという訳ではないのですが、何故か餡子ものばかり購入していることが多いです。
 流石に食べきれないと思ったので、今日の昼から間食できんつばを食べています。きんつばは子どもの頃あまり好きじゃなかったのですが、今は食感や控え目な甘さが好きになりました。
 
 年末年始、美味しいものを沢山食べる方も多いかと思いますが、暴飲暴食は避けましょうね!